Alteryx Designer Cloud のツール紹介:Join ツール #Alteryx
本記事では、Alteryx Analytics Cloud の Designer Cloud にある Join ツールについてご紹介します。
Joinツールの概要
JoinツールはJoinカテゴリに属しているツールです。
Joinツールは、2つのテーブル間の共通のフィールドに基づいて2つの入力を結合するツールです。2つの入力アンカーと3つの出力アンカーがあり、それぞれ以下のような操作を行います。
- J出力アンカー:入力した2つのテーブル間の共通フィールドのうち、一致した行の結果を出力
- L出力アンカー:L入力アンカーに入力された、一致しなかった行の結果を出力
- R出力アンカー:R入力アンカーに入力された、一致しなかった行の結果を出力
参考:Join Tool | Alteryx Analytics Cloud
Joinツールの設定
まず、2つのデータを用意し、Joinツールに接続します。
用意したデータは以下の通りです。
- Lに入力したテーブル
-
Rに入力したテーブル
2つのテーブルをJoinツールに接続すると、以下の設定画面が出てきます。
- 結合の方法
2つのテーブルに共通の列があり、その列でデータを結合する場合は「Join by Specific Columns」のオプションを選択します。なお、本日時点ではこの方法しか選択できない様子でした。 - 共通するキー列を選択
結合に使用するIDなどの列を選択します。ここで選択したキー列を基準に2つのテーブルの行を結合していきます。この際に以下の点にも注意して設定してきます。
● 結合するキーは「同じデータ型」を使用。異なるデータ型だと結合ができないため揃える必要があります
● 大文字小文字なども区別するため、中身に注意する - 列の選択や並べ替え
ここではセレクトツールと同じような操作が可能です。
不要な列の削除や、データ型・列名の変更など出力したいデータを選択します。
今回はItem_IDが共通キーになっているため、それぞれItem_IDを選択します。共通キーが複数ある場合、複数の列を選択することもできます。
続いて、出力する列の設定を行っていきます。Item_IDは2つのテーブル間で重複するため、Input列がRightになっているItem_IDのチェックを外しました。また、Item_NameをItem_IDの真下に移動させています。
こちらで設定は完了しましたので、それぞれ出力結果を見ていきます。
- J出力アンカー
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L出力アンカー
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R出力アンカー
最後に
いかがでしたでしょうか。今回はAlteryx Analytics CloudのDesigner CloudのJoinツールについてご紹介しました。